鹿 背 山 倶 楽 部 ニ ュ ー ス
(第16号 平成17年9月5日)
〜 酷暑の中で農作業の厳しさを知る 〜
除草作業と「道」整備の予備調査で疲れる
真夏の太陽のもとで第5回「鹿背山倶楽部活動」が8月6日(土)に17名の参加で行われました。
午前中は雲もない、太陽の照りつくもとでの活動となりました。今日の活動予定や熱中症対策の説明
がありました。この鹿背山地区は豊かな自然が残っており、多様な自然との触れ合いの「場」を創出す
るために、この倶楽部活動の中で自然観察会や健康体力づくり等に対応する「道ネットワーク」構想が
あります。その整備のためのルートの予備調査を行いました。まずは活動拠点から恵比寿神社を経由す
るルートです。道はあるものの、放置されていたため荒れています。暑さとヤブ蚊に悩まされ、見えぬ
マムシに注意を払いながら調査記録を行いました。畑と水田の除草作業も行いました。日照りが続いて
いるために、水田の一部に地ひび割れがありますが稲は元気に生育しています。周辺の農家の人達も雨
欲しい。物置き小屋の組み立てを行いました。ス
チール製です。今の竹組小屋とは違い、雨が吹き
込むことはありませんが、これから、里山景観に
馴染む修景づくりを行います。
昼食時は、いつもの通りビールが旨い。加藤シ
ェフのナポリタン・スパゲッティやイカスミ・ス
パゲッティ、冷しそうめんを食しながら、6月に
刈り取った小麦談義に話が弾みました。酷暑の中
の作業であったこと、一時的に大粒の雨が降った 草刈後と稲の生育状況です
ために、少し長い目の昼休みとなりました。
午後は、除草作業を主に行いました。水田周辺や畦、通路沿いは機械刈りで、畑内は手刈りです。刈
りとった草の掻き集め作業も一苦労でした。ビオトープ池予定地の水確保の調査も行いましたが、小川
の水位が低いために、湧水での方策を検討することになりそうです。トマトやニガウリの誘引、シシト
ウの添え竹、カボチャやサツマイモの周りの草取り作業も行いました。
暑さに耐えての活動日でした。皆様大変お疲れ様でした。自然との付き合いは、時として過酷な体験
を強いてきます。しかし、自然から得るものは大きく、潤いのある日常生活には大切なものです。
第6回「鹿背山倶楽部活動」は9月10日(土)です。
今回は鹿背山の道づくりにご協力いただく「草刈十字軍」のイベントを行ないます。里山オーナーの
方々や、一般の方も参加されますので、倶楽部員の方はご協力お願いします。集合時間は現地10:00、
学研本部集合は9:30とします。
会員の方で現地に車で来られる方は「駐車許可証」を車のフロント部で見やすいところに掲示してください。
連絡先(鹿背山倶楽部事務局)
都市機構関西文化学術研究都市事業本部事業部事業計画第一課 電話 0774−73−1518
✤平成17年8月6日活動記録写真✤
・畑周辺の手作業による除草(林さん他) ・道沿いの機械草刈り作業(松岡さん)
・ビオトープ予定地の除草作業(金星さん) ・刈取り草の掻き集め作業(和泉さん)
・物置き小屋の組み立て作業中です ・参加者の記念写真
【鹿背山一口メモ】
ビオトープ(ドイツ語のBIO(生物)とTOP(場所)の合成語である。野生生物が生育できる生
態系の環境を有している場所のことである。ビオトープの概念としては「保全・復元・創造」の3形態
がある。保護する取組み、破壊された場を復元する取組み、人工的に造りだす取組みである。)
第5回「鹿背山倶楽部活動」参加者(17名)
松岡・和泉・中尾(木津)、林(木津川)、金星(奈良)、野村(京造芸大)、山崎(宇治)、垣見、高須、
加藤、橋本、山崎、大坪、佐竹、赤井、藤原、長尾でした。
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