鹿 背 山 倶 楽 部 ニ ュ ー ス

                            (第20号 平成18118日)

〜 年おさめ、もちつき 〜

 

今年最後の定期活動日、となると何は差し置いても定番の餅つき。昨夜から事務局に準備いただいた

水に浸したもち米をはじめとした材料一式、蒸籠、臼、杵などの道具類が運び込まれました。

   さっそく、炉造り、火おこし、濡れた薪が燃え上がるのは思いの外手間がかかります。そのうち餅つ

きにかかる者を残し、もうひとつの作業である竹の伐

採とその整理にかかる者が別れて行きました。

ブロックを置いただけの簡単な炉でもようやく火力

が益してくると、まずはもち米を蒸し始める。寄せ集

めの人間、道具類に不慣れな野外での作業も、それな

りの工夫で思いの外順調に第一臼が搗き始められまし

た。

   そのころ、伐採竹の整理と言っても引き摺り下ろし

てはまるごと燃やすだけ。そちらのほうも調子が上が

ってきました。ボンボンと威勢の良いBGM、山かい

の里山としての雰囲気ここに極まれり。

その雰囲気に浸っている間もなく、搗きあがれば小餅に丸める一方、大根おろし、きな粉、あんこと

もちが温かいうちに食べなければなりません、せわしないことです。2臼、3臼と進んでも竹の班はま

すます佳境、伐採に、焼却にとそれぞれが夢中。まだ腹が減る時間でないにしてもそこまで熱中するこ

ともないのにねぇ、食べそこねても知らないから。

  ここで、竹の焼却について考えるに、かさ高い伐採竹を整理するには手っ取り早い方法ではあるが、

せっかく固定された二酸化炭素を、また大気中に戻すことになり、里山の理念には悖ることではないの

か。やはり竹材としての活用を考えるのが本来だろう。さりながらドンド焼き”の楽しみそのもの、

参加者にとって欲求不満の解消効果は下手な何とかセラピーに勝ること疑いなく、又焼却後に残った消

し炭量も思いの外多く、これは炭素として固定されたままですべてが大気中に戻るわけでないことなど

も斟酌すれば、そう目くじらを立てることもありますまい。

 それでも、入れ替わり食べては又戻ってなど、テンデバラバラな様でも餅つきを中心に、ゆるやかな

時間がすぎていきました。6臼搗いて今年の納め。

 あと片付け、焼却竹の残り火も完全に消してきれいサッパリ、餅をみやげに、今年最後にふさわしい

定期活動日が終わりました。 

(事務局より)

今号の配信が遅くなりましたことを、お詫びいたします。通常、活動日の案内を「鹿背山倶楽部ニュ

ース」にてお知らせしておりましたが、ニュースの配信が遅れたことにより、活動日の連絡が行き届か

ず、ご迷惑をおかけいたしました。活動日は基本的に、毎月第二土曜日(定例)を予定しており、日程

変更や定例以外の活動日は別途お知らせいたします。雨天中止の連絡は行いませんが、警報が出ている

ような場合は中止とし、それ以上は個々の判断にお任せいたします。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)

都市機構関西文化学術研究都市事業本部事業部事業計画第一課  電話 0774−73−1518

 

 

 

平成17年11月12日活動記録写真

              

                

火の後始末はきちんと

 


  

 

 

 

 

 

 

 

 

もち米を蒸し器にかけます                                      搗いたもちを丸めます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


二臼、三臼と搗きます                                              野焼き作業

 

 

 

 

 

 

 


  

 

 

 

 

火の後始末はきちんと                      参加者の皆さん

 

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