鹿 背 山 倶 楽 部 ニ ュ ー ス

                                (第23号 平成18年4月5日)        

          〜 自然観察会と2005年度総会を開催する 〜

       鹿背山の植物の勉強と2006年度活動方針を承認する

 

春間近を告げるウグイスの囀りの中で、第12回「鹿背山倶楽部活動」が3月11日(土)に34名の参加で

行われました。今回は鹿背山の自然観察と講演、2005年度総会を開催しました。

 

 午前は、自然観察会です。講師は森林再生支援センターの大川智史氏にお願いしました。今回は植物を対象

とし、森林セラピー構想の「谷の道ルート」を歩きました。自然と親しむ喜びの一つに「知る」ことがありま

す。名前を知ることで、行動の楽しさが増します。しかし、図鑑を相手に学んでも、難しく正確でないことが

多いようです。専門知識を持っておられる方から、教わることが最良です。大川講師からの樹木や草本類の同

定と解かりやすい見分け方の説明にメモを取り、質問をして多くのことを学ぶことが出来ました。何気なく見

ている植物にも自然の営みや摂理があります。実の中に入った虫が原因で、周辺の色彩に同化する目立たない

色であるアオキの黄緑の実は、昆虫にとって種属の継承への摂理であると言えます。

 


 昼食は、豆ご飯と具たっぷりの豚汁を作りま

した。天気に恵まれたこともあり、自然の中で

の食事は格別です。少し塩味の効いた豆ご飯は、

久ぶりに食した方も多いようでした。豚汁も味

が良く、お代りも多く完食となりました。

 午後は、学研本部の第1会議室で総会と講演

会を行いました。総会では2005年度の活動

報告と収支決算、2006年度の活動予定と予

算計画、2005年度の収支決算の監事報告、

会則の一部改正、役員の選出の議案が提出され

、討議の結果、承認されました。引き続き、大

川講師による講演会を行いました。講演テーマ       ・アカメヤナギついての説明を聞く

は「鹿背山の緑と植物、里山活動の事例」です。パワーポイントを使用して、鹿背山で記録された草本類を

詳しく説明していただきました。又、調査指導された「八幡男山」での活動事例の報告と鹿背山での里山活

動の今後の課題や対策について、提言をしていただきました。我が倶楽部の活動も多様なことに取り組み、

対外に広く活動、展開していくことが求められています。会員が積極的に里山活動をするためには、「知り」、

「行動する」ことです。このことからも意義ある講演会でした。総会・講演会の終了後、懇親会を開催しま

した。約2時間半、自己紹介と里山活動での思い等を談笑の中で語り合いました。

 

 第13回「鹿背山倶楽部活動」は4月8日(土)です。

現地集合は10:00です( 学研本部集合は9:30とします)。竹の伐採と夏野菜の植え付け、除草他

を行います。昼食は用意いたしますが、飲み物や嗜好品は各自持参してください。

連絡先(鹿背山倶楽部事務局)

都市再生機構関西文化学術研究都市事業本部事業部事業計画第一課  電話 0774−73−1518

 

 平成18年3月11日活動記録写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・このフジの巻き付き方は右巻き、左巻き?

・太陽の下での昼食

 


・このフジの巻き付き方は右巻き、左巻き?          ・太陽の下での昼食

 

 

 

 

 


           

 

 

 

・2005年度の総会

・鍋を囲んでの懇親会

 


                   

 

2005年度の総会                 ・鍋を囲んでの懇親会

 

自然観察会で観察した樹木、草本類

 ・樹木−エノキ、クリ、ヌルデ、オチャノキ、ヤマコウバシ、ウツギ、ヒサカキ、アオキ、ニッケイ、

      イヌガシ、ヤブニッケイ、ナナミノキ、フジ、ヤブツバキ、カスミザクラ、リョウブ、ヒノキ、

     クヌギ、アカメヤナギ、マダケ、ハチク、モウソウチク、キヌヤナギ、ムクノキ、アラカシ、

     ナラガシワ、クロガネモチ、ヤツデ、トウジュロ、スギ他

 ・草本類−ナガバジャノヒゲ、ジャノヒゲ、ヤブコウジ、ヨシ、ハコベ、ウシハコベ、オギ、コクラン、

     ヤブラン、フユイチゴ、ヘビイチゴ他

講演会のテーマと内容

 ・鹿背山の森と植物(映像紹介−フデリンドウ、ウマノアシガタ、ヌマトラノオ、コクラン、リンドウ、

   カマツガ、セリ、イチヤクソウ、ミヤマシラスゲ、アキザキヤツシロラン、モチツツヂ他)

 ・活動事例(八幡男山での活動紹介)

 ・鹿背山の活動と将来(課題として、1、モウソウチクの拡大防止、2、里山環境の復元、3、アカマツ林

   を復元する。対策として、タケノコを柔らかい時期に取る。コナラ・広葉樹林内のササを刈り、適度の

   間伐を継続して行う。アカマツ林内の足元の撹乱を行う。資料整理とデータを取り、保存する。)

【3月活動作業予定】 

 ・3月25日(土)に休憩所の補修活動他を行います。3月11日の活動日に農作業を行わなかったことか

ら、畑作業(夏野菜の植え付け準備)で耕転と畝作り、ジャガイモ植え付け地の畝直しを行います。時間

は定例活動日と同じです。昼食と飲み物は各自持参してください。

第12回「鹿背山倶楽部活動」参加者

 橋本夫妻、菅野、児島、和泉、橋場、前田敏、金星、松田夫妻、井上勝、才治、中野、高以良夫妻、前川、

 山村、中尾、松本二、垣見、広瀬、前田良、山崎譲、加藤、瀬渡、橋本恒、大坪、山崎隆、谷、佐竹、土居、   

藤原、赤井、長尾でした。

 

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